今年一年の勉強会を振り返る

いや〜今年も終わりますね。年の瀬にたまにはプライベートでも振り返ってみようかなと。
で、何を振り返るかというと、今年一年開催してきた社内勉強会について振り返ってみようかな。
(プライベートと言っておきながら、半分社内やけど)

※社内勉強会なので、リンク先には PW が掛かってますので悪しからず〜( ̄▽ ̄;)

Effective Java 読書会兼勉強会

まずは、昨年度からの継続で、書籍「Effective Java」を使った読書会兼勉強会を実施。
Effective JavaJava 中級者向けの書籍ということもあり、内容が少し難しい部分もあるが、出来る限りとっつきやすくて、出来る限り現場でも使えるようなテーマを選んで、昨年度から合わせて計5回開催してきた。

振り返り

・一番初めは手探りで始めたため、参加者の皆さんに勉強会で取り上げた各章を、勉強会の中で段落単位に読んでもらった
 →確かにその場で読むことで、その後の勉強会の内容が入ってきやすいかもしれないが、時間が掛かった。
・勉強会の FB を早くもらうために、勉強会の最後に LT を実施(1人1分)
 →時間は少し掛かってしまうが、FB もその場でもらえるし、参加者も LT のいい機会になる。これは個人的には良かったのではという感触。

単体テスト勉強会

続いて、単体テストに関する勉強会を実施。
現在携わっているプロジェクトで、「単体テスト」の重要性を再認識したので、勉強会のテーマとして取り上げた。
今回の勉強会では、レイヤーアーキテクチャを用いたある Web アプリケーションを題材に、各レイヤーに対する単体テスト(いわゆるディベロッパテスト)コーディングの書き方について勉強会を開催。

・データソース層:DBUnit
ドメイン層:EasyMock(モックを使った振る舞いテスト)
・プレゼン層:Selenium(自動打鍵)

振り返り

・勉強会の題材として使用する Web アプリケーションを Spring Roo を使って準備
 →Spring Roo についていい勉強になった(笑)。Spring Roo についての記事は別途書く予定。
・同じ Web アプリケーションに対して、各レイヤのテストを書くことで、アプリケーションに対する説明の時間が少し省けた
 →題材としては「書籍管理」を取り上げたが、少し簡単すぎたかなと。なので、ドメイン層でのモックを使ったテストがイマイチだったかな。


リファクタリング

書籍「リファクタリング」の中から、あるまとまりのあるテーマ(例えばメソッドに対するリファクタリング)で題材をチョイス。
それらのリファクタリングテクニックを使う前と後のソースを使って、リファクタリングをしたことによる有用性を少しでもお見せできたかなと。

振り返り

・今回は出来る限り現場でスグに使えるサンプルコードを心掛けたが、もう少しだったなぁ・・・
 →携わっていた業務の内容をリファクタリングのテーマに取り上げたが、その説明に30分もかけてしまったのは大反省orz
・今回のテーマで初めて参加者の皆さんに事前宿題を課した。
 →提出率は(予想通り)低かったが、より参加者同士で様々な意見交換が出来た。

統括と来年に向けて

いや〜今年はほぼ毎月継続的に走り続けてきたよーー。
確かに大変だったよ。こくちーずの用意から、勉強会で使用する題材の用意。
途中からは案内メールの自動化に脱線したり、題材の準備を忘れててギリギリまで準備をしたり、本当に嘘じゃなくて、大変だったよ。
でも、間違いなく勉強になった。

題材の準備を通して、更なる内容の理解に努める良い機会になったのではと思う。
また、題材の準備を何とか効率化するために、様々なプロダクトに手を出して、ある意味いい勉強になった。
(Spring Roo、Evernote APISelenium etc)

元々は、自分が得た知識やノウハウの整理のために勉強会を開催していたが、いつからか、「社内勉強会」をうまく運用するためにはどうすれば良いか?も考えていた。
「社内勉強会」についても、そのうち別途思うところを書こうと思う。

内容については、まずサンプルコードを積極的に見せる!これが無いとやっぱり参加者も話を聴いたり、パワポだけを見るだけだと絶対に飽きてくる。これは間違いないと思う。講師の話ベタなのも少なからずあるとは思うが・・・
あとは、そのサンプルコードも出来る限り分かりやすく、かつ簡単過ぎてはダメ。これが以外と難しいだわ。
複雑すぎる内容だと、参加者は内容の理解よりもサンプルコードの理解に頭がいってしまい、内容が入ってこない。
逆に簡単過ぎると、イマイチ内容の良さが伝わらない。この辺りはもっと自身の業務や勉強会の経験を増やして、より良いサンプルコードというのを目指していこうと思いまする!!


さて来年ですが、巳年ですね〜。特に何もないけど(笑)
来年は個人的な都合で恐らくあまり社内勉強会を開催できないかもしれないけど、出来れば継続して続けていきたいなぁ。
もっと言えば、来年は「講師(私)」→「参加者」の片方向だけでなく、双方向の勉強会を目指したいなと。

講師から参加者へはもちろんやけど、参加者はただ話を聴くだけ、というスタンスではなくて、
参加者からももっと積極的に意見を述べたり、「これがしたい」とか「こういうテーマが良い」とかをもっともっと言って欲しいなぁ。
もちろん講師である私が至らぬばかりに、参加者の声をもっともっと聞けなかったというのは否めないかもしれない。その辺りは今後の課題かな。


まぁ〜そんな一年だったけど、来年も良い一年でありますように〜。
よいおとしを〜( *`ω´)ノ))